火災保険の申請して保険金を受け取るのは、保険会社に連絡する!だけではなく、様々な書類が必要になります。
どういった書類を揃えないといけないのかが大切です。書類をすべて揃えるには、個人では難しく、業者の力を借りることになりますので、失敗する事例をこの記事では紹介していきます。
⒈火災保険申請の必要書類
火災保険の申請には、多くの書類が必要になっています。
大まかに必要な書類は下記の通りとなります。
- 保険金請求書
- 事故内容報告書
- 見積書
- 自然災害であることを証明する写真
まず最初にやることは、加入している保険会社に火災保険の申請をしたいことを電話し、申請用紙を一式送付してもらいます。
火災や自然災害の損害で申請をするには、損害の証明であったり、修理に必要な見積書などが必要になりますので、この部分が専門の業者の協力が必要になります。
2.損害箇所の写真の撮影
損害箇所を証明する写真が必要になります。外観であればご自身で撮影することも可能ですが、屋根の破損や雨漏りなどは、屋根に登らなければなりません。
瓦や板金屋根には乗ってはダメな場所もあり、それを把握しておかなければ2次災害が起こってしまいます。基本的には、書類作成で業者の協力が必要なので、写真の撮影も業者にお願する方が良いです。
※台風や大雨などで被害を受けて、後片付けをしなければならない場合は、外やお庭など自宅周辺だけで良いので写真を撮っておいた方が良いです。
台風の強風による被害、大雨による洪水被害で建物内やお庭の状態がひどい場合は、日常生活に復帰するために後片付けが必要になります。その際も写真は必ず撮るようにしましょう。
綺麗に片付けてしまってからでは、被害を受けた直後の状態が正確にわからなくなってしまう可能性があるからです。
3.火災保険申請で業者選びに失敗する例
火災保険の申請では、専門性の高い書類を揃えることが必要なため、業者の協力が不可欠ですが、この業者選びを間違えると失敗をする可能性があります。
過去の経験や相談から、トラブルになりやすい事例をいくつか掲載しておきます!
◆訪問営業による契約トラブル
台風が直撃した地域などに、訪問営業で「火災保険を使って、無料でご自宅をリフォームしませんか?」と提案する業者が突然訪問してくることがあります。
誘い文句としてはこのような例があります
「家を実質0円でリフォームができます」「自己負担金は0円なので、お任せください」
この手の売り文句で契約を迫る業者は要注意です。
リフォームを必ず行うこと前提で話を進めてくる業者は一度待ったをかけましょう。
なぜなら、保険は申請した金額が満額認められるとは限らないからです。保険会社も申請内容はしっかり精査します。提出した見積りの内容も確認すれば、現地の建物の損害が見積りの通りになっているか審査を行います。
例えば、あなたは訪問営業をしてきた会社に保険の申請から家の修理まで、すべてをお願いして契約を結んだとします。修理に必要な金額が、調査の結果100万円必要だったとします。
そこで100万円の見積りを保険会社に提出したが、保険屋が認定してくれた額は30万円だった。
こんなことは普通にあります。ですが、あなたは100万円の工事をすること契約結んでしまっているので、不足の70万円をご自身で補填しなければならなくなってしまうのです。
「30万円の範囲で最低限の修理をお願いできませんか?」と言ったところで、「それじゃ工事の内容を補償できない」と言われてしまう可能性が高いです。
これでは「無料」でも「自己負担0円」でもありません。工事の契約を取る為に、嘘の契約をされたのと同じです。
よくニュースになっていることがありますね!
◆違約金を高額に請求されるトラブル
上記の事例の続きで、「追加費用が必要なら契約を解除したい」と連絡したところ高額な違約金を請求されるパターンがあります。火災保険は、申請してから実際にお金が手元に届くまで、早くても2週間はかかります。
工事契約を結んでしまっているとクーリングオ可能な時期を過ぎてしまうことになります。
※クーリングオフとはこちらを参考に。
◆電話勧誘による契約トラブル
突然番号がかかってきて、「火災保険を使って、ご自宅を無料でリフォームしませんか?」という電話営業も、上記の訪問販売と同じでトラブルになる可能性が高いので契約することはおすすめしません。
やはりリフォーム前提で話す業者は要注意です!
◆申請代行によるトラブル
火災保険の申請代行をします!という業者にも注意してください。
火災保険のこれは「申請代行」は契約違反になります。
火災保険の申請は、被保険者(契約者)がする必要があります。
保険会社からくる提出書類を業者が書くことはありません。業者の人が申請することは保険金詐欺に発展する可能性があります。
また、こういったことが保険会社に発覚しますと、保険金が支払われない、保険契約の強制解約だけでなく、最悪保険会社から訴えられる可能性もあります。
なので、「代行します」というものは危険ですので契約をしないようにしてください。
我々は申請をサポートしております。工事写真の撮影、見積もりの作成などを行いますので違法業者ではございません。
◆支払いによるトラブル
保険金を受け取った後、保険申請から工事までを一貫してお願いしている場合に、業者が修理前に保険金を全額支払うように求めてくることがあります。
通常、工事というのは全額前精算ではなく着工前30%、中間40%、完了30%と3回に分けられることが多いです。前払いをしてしまうと、工事をしてくれない、手抜き工事をされるといったトラブルになる可能性があります。
もし契約書に前払いが記載されているようであれば、契約することはやめた方が良いです。
◆虚偽の理由で保険の申請をする、わざと破損させる
家を調査してもらったら、損害箇所がなかったため、保険会社には壊れたことにして申請しておきます。や、被害箇所が見つけれなかったがために、わざと屋根板金を剥がしたり、瓦をずらしたりしてしまう業者がいるようです。
これもよくニュースで見かけますが、とても危険です。これを前提に行なっている会社は火災保険の知識がない場合が多いようなのでよく注意してください!
4.まとめ
火災保険の申請には、素人が一人でできないことが多く、そこに付け込んで怪しい契約を迫る業者があることも事実となります。
訪問営業や電話営業でよく調べないで契約してしまうと、取り返しのつかない失敗をする可能性もあります。
- うちが申請できるかわからない
- 知り合いの業者がいなくて知りたいこと聞けない
- 話だけでも聞いてみたい
弊社も火災保険の申請サポートを専門に行っております。相談、調査を無料で行っており、弁護士事務所とも業務協力しておりますので法律遵守で対応致します。
お困りのことがございましたら、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。